~2011年度長野県元気づくり支援金助成企画~
今、子育てを楽しみ自分自身も成長しようとする父親を『イク
メン』といい、『ワーク・ライフ・バランス』と並び、流行語
大賞ベストテンにも入りました。伊那市内でも、数年前に“パ
パ’S絵本プロジェクト”というプロジェクトが誕生し、現在
も活躍しています。
ただ現実は、男性の育休取得は容易でなく、「イクメン」を支
援する風土は企業や地域社会に根づいていない。行政の施策は
「子育て支援=母親支援」になっていて、イクメンを支援する
リソース(資源)は地域に殆ど存在しません。
したがって、今、私たち父親は、新しい「父親像」「イクメン
像」を模索しながら、当事者自身で新しいリソースを創ってい
くことが求められています。
私たちの事業は、そんな父親たちが自分たちで子育てに関する
様々な「思い」を共有する場をつくり、新しいつながりを地域
につくっていくこと(プラットフォームづくり)で、父親とし
ての自信を回復し、家族と向き合い、社会・地域とも向き合い、
草の根からの全く新しいネットワークをつくる地域改革をすす
めることです。
具体的には、今年度、長野県元気づくり支援金の助成をいただ
くことになり、以下のような事業を企画しています。
・伊那市を中心に、子育てに関心のある市民が集うワークショ
ップ「子育てパパのワールドカフェ」を定期的に開催する。こ
のワークショップの中で、地域で活躍する父親・母親や著名人
の子育て講演会などを組み込み、父親としての成長をサポート
します。
・「イクメン・カード(仮称)」を行政の父親学級等で全員に
配布して、父親の子育て参加を啓蒙推進し、多くの市民が参加
することで「イクメン」を社会的に普及推進する。
このような企画を通して、今まであった様々な人間関係の垣根
を越えて、父親が一人で悩まない、孤独にならないためのネッ
トワークづくりを行います。これは、当事者である父親同士の
相互支援として画期的なモデルケースとなるでしょう。
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